CHANG TSI
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このたび、国際的に有名な知的財産専門メディア『World Trademark Review』(略称 WTR)が 2026 年度グローバルリーダー(WTR Global Leaders 2026)ランキングを発表した。鋳成法律事務所創設パートナーの蒼雨春弁護士は、知的財産分野における卓越したリーダーシップ、深い専門的素養、国際的な影響力を高く評価され、再び同ランキングに選出された。
中国知財業界のベテラン専門家として、蒼弁護士は 30 年超にわたる知的財産実務経験を有し、商標、特許、ブランド保護及びクロスボーダー知財戦略を専門分野とし、多数の国際大手企業に知的財産法的サービスを提供してきた。今回 WTR の単独インタビューを受け、中国知財保護環境の発展状況、企業のグローバル知財ポートフォリオ、クロスボーダーブランド保護、今後の業界動向などのテーマについて専門的な見解を共有した。
中国知財制度の発展経緯について蒼弁護士は、過去 30 年間、中国の知的財産保護体制は深刻な変革を遂げたと述べる。早期の保護環境が相対的に脆弱な段階を経て、現在では商標・特許制度及び行政執行体制が整備され、中国はグローバルなブランド権利者が積極的に権利保護を展開できる重要な法域となった。知識産権法院体制の拡充、行政執行の効率化、司法保護水準の向上に伴い、中国知財制度は国際ルールとの整合性を高め続け、国内外のイノベーション主体・ブランド企業に対し、安定的で透明性が高く予測可能な事業環境を提供している。
急速に変化する市場環境に変化を踏まえ、蒼弁護士は優れた知財サービスには確かな法務能力に加え、企業のビジネスモデルと産業特性への深い理解が不可欠だと指摘する。鋳成は常にクライアントニーズを最優先とし、各産業の発展特性に応じて企業ごとにオーダーメイドの知財戦略を立案し、画一的・定型的なサービスモデルを採用しない。チームはクライアントの市場ポジショニング、製品ラインナップ、潜在的リスクを総合的に分析し、商標登録、特許ポートフォリオ、ブランド保護、侵害リスク予防を有機的に連携させ、知的財産を企業の長期成長を支える経営資源へとさせる。
長年多くの多国籍企業を支援してきた経験から、蒼弁護士は海外企業が中国で知財保護を実施する際に直面する課題を深く理解している。商標の冒認出願、証拠収集の困難さ、中国法手続きに関する知識不足は、多くの海外企業が中国進出時に抱える主要な障壁である。特に中国が商標「先願主義」を採用している背景から、企業は早期に知財ポートフォリオを開始し、充実した商標ポートフォリオ、継続的なモニタリング体制、リスク早期警戒メカニズムを整備することで、ブランド保護リスクを大幅に低減できる。
また、産業ごとに知財保護のニーズには顕著な差が存在する。例えば電子情報産業は特許ポートフォリオと迅速な権利救済を重視し、ラグジュアリー業界はブランド保護・模倣品取締りに重点を置き、医薬産業は特許リンケージ制度、データ保護などの制度設計に関心が高い。このため、産業特性に適合した精度の高い専門的知財戦略が求められる。
国際市場の競争が激化する状況下、蒼弁護士は真に有効な知財ポートフォリオには、コア市場、主力ブランド、基幹技術をカバーするだけでなく、環境変化に柔軟に対応できる動的な調整機能が必要だと語る。企業は知財ポートフォリオ管理を強化し、商標、特許、意匠など複数の知財権を連携させ、万全なブランド保体制を構築しなければならない。併せて AI、デジタルプラットフォーム、ライブコマース、クロスボーダー EC といった新業態の急速な台頭に伴い、企業はデータ保護、デジタル型権利行使、オンライン侵害への対応に一層注力し、伝統的な知財保護とデジタル管理手法を融合させ、グローバル競争力を継続的に高める必要がある。
国際知財団体や国際フォーラムに長年活躍する代表者として、蒼弁護士は中国知財業界と海外専門家との交流・協力を積極的に推進してきた。グローバル産業チェーンが高度に融合する現在、知財侵害行為はクロスボーダー・複数プラットフォームにまたがる傾向が強まっており、単一の法域だけで複雑な事案に対応することは困難になりつつある。今後、法律事務所、執行当局、ブランド権利者、国際団体間の連携強化が世界的知財保護の重要な傾向となる。
蒼弁護士は、中国の知財制度は今も発展途上にあり、デジタル経済、新たなビジネスモデル、先端技術の発展は新たな課題を生む一方、大きなビジネスチャンスも創出していると述べた。多国籍企業にとって、先見性のある知財戦略体制を事前に整備することで、中国市場の成長機会を的確に捉え、創新成果を長期保護を実現することが可能となる。