鋳成法律事務所、第1回TBCC商標ブランド協同発展大会に参加——分科会「企業の海外進出における商標出願の設計と紛争解決戦略」を主催

CHANG TSI
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はちがつ31
2026

先般、第1回TBCC商標ブランド協同発展大会(Trademark & Brand Collaboration Conference)が北京で開催されました。本大会は、北京、重慶、河北、安徽、四川、山東等の各省市の商標および知的財産関連業界団体が共同で発起したもので、商標・ブランドの保護、地域を越えた連携、ブランドの質の高い発展に焦点を当て、行政、司法、企業、知的財産サービス機関等の各方面の力を結集し、商標・ブランド分野における交流と協働のプラットフォームを構築するものです。鋳成法律事務所は本大会に参加するとともに、分科会「企業の海外進出における商標出願の設計と紛争解決戦略」を主催しました。

中国企業のグローバル化が加速を続けるなか、海外における商標の冒認出願、法域をまたぐ権利行使、各国の登録審査ルールの相違といった問題への関心が日増しに高まっています。本分科会では、国際機関、業界団体、著名企業および専門弁護士の代表をお招きし、国際ルール、企業実務、法律実務という異なる視点から、企業の海外商標展開とブランド保護の戦略および実践について議論を深めました。

マドリッド制度の最新動向——企業の国際登録に向けた示唆

世界知的所有権機関(WIPO)中国事務所顧問の文学(Wen Xue)氏は、「商標の国際登録に関するマドリッド制度の最新の発展」と題して講演を行いました。国際商標登録制度の発展動向を起点に、マドリッド制度の近年の変化と、それが企業の海外商標展開に及ぼす影響が紹介されました。中国企業の国際化が加速するなか、国際登録制度をいかに活用して海外商標展開の効率を高め、国・地域ごとの保護範囲をいかに合理的に設計するかは、ブランドのグローバル化の過程で重点的に検討すべき課題となっています。文氏は、制度の発展と企業実務を結び付けながら、マドリッド制度の理解と活用に関する専門的な視点を提供しました。

グローバルな視点から見る自動車ブランドの保護戦略

吉利(Geely)の商標・著作権・ドメイン担当責任者である羅秋杏氏は、「自動車ブランドのグローバル展開と保護戦略」をテーマに講演しました。自動車産業は、サプライチェーンが長く、市場が広範に及び、ブランド資産の価値が高いという特徴を有しており、企業がグローバル市場を開拓する過程では、国・地域ごとに異なる商標制度、商環境および潜在的な侵害リスクに直面することが少なくありません。羅氏は、自動車ブランドの国際化の実務を踏まえ、グローバルな商標展開とブランド保護の過程で重点的に留意すべき戦略上の論点を共有し、海外市場への展開を進める中国企業に対し、ブランドオーナーの立場からの実践的な知見を提供しました。

INTA——国際的なリソースによる中国企業のグローバル化支援

国際商標協会(INTA)中国首席代表の蘇紅氏は、「INTAによる中国企業のグローバル化支援」と題して講演し、国際的な商標業界団体の視点から、商標保護の推進、国際交流の促進、企業のグローバル展開の支援においてINTAが果たしている役割を紹介しました。海外に進出する中国ブランドが増えるにつれ、企業が直面する知的財産上の課題も、単なる登録出願にとどまらず、ブランド管理、紛争解決、グローバルな連携保護へと広がりつつあります。国際的な知的財産機関や専門機関との交流を強化することにより、企業は海外市場のルールへの理解を深め、グローバルなブランド保護の意識とリスク管理能力を高めることができます。

ブランド実務の現場から——海外商標保護の経験

ポップマート(POP MART)IP法務ディレクターの趙珩如氏は、「企業の海外商標展開とブランド保護の実践」をテーマに、国際化の過程で直面した実際の課題を踏まえ、海外商標展開とブランド保護の実務経験を共有しました。国際市場を急速に拡大するブランドにとって、商標保護は市場参入のペースと歩調を合わせて進める必要があり、製品の発売、販売チャネルの構築、ブランドプロモーションに先立って、必要な権利の確保を完了しておくことが求められます。同時に、企業は海外市場における冒認出願、類似標識および潜在的な抵触関係を継続的に注視し、事業の展開に見合ったブランド保護の仕組みを構築する必要があります。

国際比較の視点から見る馳名商標の保護

鋳成法律事務所パートナーの李渤弁護士は、「馳名商標の国際的保護に関する比較研究」をテーマに講演し、比較法および国際実務の観点から、国・地域ごとの馳名商標保護制度を分析しました。市場における知名度の高い中国ブランドにとって、海外市場でのブランド保護は商標登録を完了すれば足りるというものではなく、知名度の認定、区分を跨ぐ保護、他の知的財産制度との接続といった論点にも関わります。各法域における馳名商標保護の制度的特徴を比較することで、企業はより的を絞ったグローバルブランド保護戦略を策定することが可能となります。

中国を基点に、世界とつながる——企業への一体的な海外商標サービス

中国企業のグローバル展開が加速するなか、商標は海外市場を開拓するうえで看過できない中核的資産となっています。海外における商標保護も、単なる登録出願から、事前の調査と展開設計、出願・権利化、モニタリングと早期警戒、紛争解決、侵害への権利行使、ブランド資産の管理までを網羅する体系的な業務へと発展しつつあります。

鋳成法律事務所は、長年にわたり商標法務の分野で実績を積み重ね、中国本土、香港・マカオ・台湾、米国、欧州およびアジアの主要各国・地域を網羅する専門サービスネットワークを基盤として、国内のブランド保護から海外の商標展開までを見据えた総合的なソリューションを提供しています。企業の発展段階や市場目標に応じ、現地の法制度、商環境およびブランドの特性を踏まえた、的確なグローバル商標展開・保護戦略の策定を支援いたします。今後も、WIPO、INTAおよび海外の知的財産専門機関との交流・協働を強化し、各法域の専門的リソースを統合することで、中国企業の「海外進出」および海外企業の中国市場参入に対し、より効率的かつ専門的なクロスボーダー知的財産サービスを提供してまいります。

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